【お出かけ】日本の近代的町家建築を知ろう!大井宿にある「中山道ひし屋資料館」

ひし屋資料館

中山道5宿(妻籠・馬籠・落合・中津川・大井)の立ち寄りスポットや見どころを紹介するシリーズ企画第5弾!

|旅する中山道 ~大井宿~
江戸から数えて46番目の宿場、大井宿。
中山道の旅人の他、伊勢参りや善光寺参りなどの旅人も多く立ち寄り、当時は41軒の旅籠が建ち並び大いに賑わっていたそう。外敵が進入しにくいように工夫された「枡形」が6つもあるのも特徴です。
大井宿は恵那駅からほど近い場所にあってアクセスも便利なので、気軽に宿場町探索を楽しめるエリア。恵那駅すぐにある観光物産館えなてらすでガイドブックを入手してから、点在する和菓子屋さんと、宿場に残る歴史ある建物を歩いて巡るのがオススメです。

|日本の町屋建築を知ろう
大井宿にある中山道ひし屋資料館は、大井宿の有力な商家であった「古山家」の住宅を改修・復元した資料館です。
古山家は江戸時代、屋号を「菱屋」と称し酒造と商売を行っていました。江戸中期から幕末までの150年間は大井村の庄屋を勤め、明治初期からは今でいう郵便局のような役割も果たしていたそう。
建物はできるだけ当時の状態に近づけていて、格子戸や隠し戸、庭などがある伝統的な日本の町家家屋を楽しむことができます。木の装飾、節のない柱などがふんだんに使用されるなど、当時の技術が詰まっています。
▼桐の花の欄間。なんだかかぼちゃみたいでかわいい!

▼お客様をもてなすために細工が施された扉。位の高い人が入る部屋側。

今この細工を作れる人はいないかもしれない、とのこと。
▼同じ扉の裏側。こちらは簡素な木のつくり。

使用人が入る側の部屋だそう。
▼レトロな昔の電話も!

資料館にある茶室は、事前に予約をしておけば1時間1020円で借りることが可能です。
また月に1度、茶室で抹茶が無料で振る舞われる日もあるんだとか!(この日は入館も無料)

抹茶が振る舞われる日は、毎月広報えなに掲載されているそうです。
市外の方は、偶然その日に出くわすとラッキー!

中山道歩きの際には、ぜひ資料館にも立ち寄ってみてくださいね!

DATE
中山道ひし屋資料館
住 所:岐阜県恵那市大井町60番地1
電 話:0573-20-3266
時 間:9時〜17時(入館は16時30分まで)/貸室(茶室)9時〜21時
休館日:月曜日、祝日の翌日、年末年始(12月28日から1月3日)
料 金:入館料 大人 200円、小・中・高生 100円/20人以上の団体料金 大人150円、小・中・高生50円/貸室(茶室)1時間1,020円