【お出かけ】馬籠宿や中津川宿と合わせて楽しみたい!中山道・落合宿の見所まとめ

落合宿

|旅する中山道 〜落合宿〜

落合宿は、江戸から数えて44番目の宿場。
中山道歩きの人が一度は歩きたいという「落合の石畳」は、中山道随一のウォーキングスポット!
映画「十三人の刺客」では、決戦地としても描かれました。
1804年と1815年の二度大火にあっており、現存する当時の建築物はほとんどありません。
宿場自体は近隣と比べると規模が小さいですが、落合川駅から歩いてみたり、馬籠宿から歩いてみたりすると、いろいろな発見が楽しめます。

▼宿場の目印とも言える善昌寺の「門冠(もんかぶり)の松」落合宿
善昌寺の創建は慶長5年(1600)。道路に飛び出すように伸びた松は、樹齢450年なのだとか!宿場の町並みに門冠りの松、さらにその向こうに恵那山が聳える風景は、まるで一枚の絵のようです。
▼落合宿 本陣落合宿本陣
落合宿本陣は、中山道沿いに現存する本陣建築の中でも当時の姿を留めている貴重なものとして中津川市指定文化財に指定されています。また、敷地全体が平成22年に国指定史跡に指定されました。
一般公開はされていません。
善昌寺〜本陣の間の道路脇には、「助け合い大釜」が置かれています。元々は、寒天の原料である天草を煮るのに利用したもので、容量はなんと1,000リットル!
凶作の年に貧困者への炊き出しを行ったり、和宮の大通行時には4日間で2万6千人もの人々が通行したので、暖かいおもてなしをするためにかまどは炊き続けられたといいます。
現在でも、宿場まつりの際にはこの大釜で千人きのこ汁を作って振る舞っているそうですよ〜!昔から受け継がれる“おもてなし”のシンボル!
▼工房「LABORATORY(ラボラトリー)
築200余年の古民家を改修した、クリエイターズショップ&ギャラリー。
染め物や彫金、陶器、ガラスの作品など、素敵な作品がずらり。
宿場を抜け山道を歩いていくと、石畳の手前に「医王寺」とおうお寺があります。
虫封じの薬師として三河の鳳来寺、御嵩の蟹薬師とともに日本三薬師として広く信仰を集めていて、別名「山中薬師」と呼ばれています。
助けた狐に作り方を教えられたという「狐膏薬」を、遠くからわざわざ買いに来る人が絶えなかったのだとか!
▼中山道歩きの人が一度は歩きたいという「落合の石畳」落合の石畳
全長は約840m。そのうち約70mは、江戸時代の石畳そのものが残っています。 老朽化や石の持ち去りなどの理由もあり、当時のままの石畳が残るのは、東海道の箱根と落合の2ヶ所のみなんだとか!
詳細:中山道の風情を味わえる人気ウォーキングスポット!落合の石畳
▼「是より北 木曽路」の碑
馬籠宿と落合宿の間にある新茶屋集落には、かつて信濃と美濃の国境がありました。
ここから木曽路の入口であるということを示す石碑が建っています。
▼春は落合川駅から歩いてみるのもオススメ!
JR落合川駅〜落合ダム〜落合川に沿って、たくさんの桜が植えられています。
春には、満開の桜と恵那山の景色を楽しみながら歩いてみてはいかがでしょう?
最近は、ウォーキングを楽しむ外国人旅行客の方も多く見かけますよ!
いかがでしたでしょう?
馬籠宿や中津川宿と合わせて、散策してみるのがオススメです!