健康になる、笑顔になる。中津川市落合のお弁当屋「もりのいえキッチン」のお弁当ができるまで

地元の旬の食材を中心に、雑穀なども取り入れて、色鮮やかに仕立てられた一箱のお弁当。中津川市落合にある「もりのいえキッチン」のお弁当は、手に取った人の心をパッと笑顔にさせてくれます。お弁当ができるまでのお話を、店主の森本理恵さんに伺いました。

もりのいえキッチンへGO!

「もりのいえキッチン」があるのは、国道19号を抜けてすぐ。恵那方面から、馬籠方面に車を走らせ、与坂の信号(ゲンキー落合店が目印)を左に曲がって1分ほどのところにあります。

もりのいえ中津川

国道からすぐとはいえ、お店の周りは畑と住宅が広がる静かなエリア。

お店はガレージをリノベーションしたカウンターです。

お店を始める場所を求めて、中津川へ

もりのいえキッチンを切り盛りするのは、中津川市落合在住の、森本理恵さん。

もりのいえ中津川

岐南町出身の理恵さんは、高校卒業後、富山の短大で工芸を専攻。学生時代に出会った人たちの影響で「自給暮らしをしている人たちは、力強くて、かっこいい」と、憧れを持つようになったのだそう。

大学卒業後は、安曇野のペンションや富山の山小屋などで、農業の研修や、レストランのシェフなどを経験パーマカルチャーやマクロビオティックなど、今のもりのいえキッチンにも繋がるような、人と自然が共に豊かになる考え方や、健康的な食事法に触れました。

その後、ご主人と結婚し、憧れだったというウーファー(ウーファーが農場などで働き、ホストが食事や宿泊場所、経験を提供する制度)としてニュージーランドに3ヶ月滞在し、パーマカルチャーの現場を体験。帰国後、お店をできる移住先を探して、2005年に中津川市加子母に移住。

コミュニティ「もりのいえ」として、ナチュラルスイーツの通販や、古民家宿の運営をしたのち、2019年、現在の場所に拠点を移し、「もりのいえキッチン」を開業しました

大切なのはワクワクする食事の時間。手法にこだわりすぎない、ヘルシーで鮮やかなタマテバコ

もりのいえキッチンを代表するラインナップが、お弁当「旬のタマテバコ」

もりのいえお弁当

開けた瞬間にワクワクする、華やかな見た目に惹かれる人も多いのではないでしょうか。「絵を描くような感覚で盛り付けている」という言葉通り、美味しそう!と感じると同時に、可愛い!と言いたくなる見た目。

コンセプトは「おいしくって元気になる!」

もりのいえお弁当

体だけじゃなくて、心も元気になって欲しいという思いで作っています。皆さんが美味しいご飯がある場を通じて、仲良くなっていくを見るのが好きなんです。私はお料理の仕事がしたくて料理を始めた訳ではないのですが、バイトでやってみて美味しいご飯を作れた経験を生かして、いい場を作りたいなと思って料理をしている感覚です。」

これまでの様々な経験を生かしながらも、理恵さんが大切にしているのは、おいしくて、エネルギーが沸くこと。それから、ワクワクして、会話が弾むこと

「季節に合わせた調理法にしたり、薬膳を取り入れたり、健康に気を配って調理をしていますが、この調理法だから食べたい、と思ってもらう必要はないんです。私自身も、無農薬の野菜だけにするとか、発酵食品だけにするとかにはこだわらず、食べている人を想像しながら、この野菜はさっぱりした方がいいかなとか、香ばしい味を入れたいなとか、自分の身体で感じる心地いい感覚を大事に、とにかくおいしく!なるように仕上げています。

ちなみに取材させていただいた日のお弁当はこちら。

もりのいえお弁当

<メニュー>
・たかきびのハンバーグ
・恵那鶏の塩レモンとハーブのグリル
・ごほうとナッツのからあげ
・平飼い卵のだし巻き卵
・じゃがいもとふきのとうの和え物
・にんじんとツナ炒め
・ひじきとドライトマトの炒め煮
・大根の胡麻和え
・セロリと金柑の浅漬け
・紫キャベツのマリネ
・いちごとカシューナッツの寒天

たくさんのメニューがぎゅぎゅっと一箱に!ちょっとずつ沢山のメニューがいただけるのも、旬のタマテバコの特徴です。

食材は、旬の季節のものや地元の食材を中心にセレクト。「食材を買ってからメニューを考えることがほとんど」だそうで、仕入れた旬の食材をベースに、理恵さんの経験やセンスで、色鮮やかに、そして美味しくタマテバコへと仕立てられていきます。

タマテバコをゲットするなら、店舗もしくはイベントへ!

現在、もりのいえのお弁当をゲットする方法は「イベント」「店舗での購入」の2種類。

直近の予定では、恵那市では銀の森マルシェ、恵那図書館で開催されているたべとるマルシェや、多治見市の土と自然の暮らしマルシェや名古屋市の東別院暮らしの朝市、瀬戸市の感應寺ベジマルシェなど。編集部もいくつかのイベントに行ったことがありますが、こだわりの出店者さんが多くてとっても楽しいですよ〜!

店舗は、不定休でのオープンなので、事前にInstagramや電話で予定を確認してからのお出かけがおすすめです。

もりのいえ中津川

お弁当なのでお持ち帰りするお客さんがほとんどとのことですが、お庭で食べてもOK!車も数台停められます。

お出かけする前に、Instagramのメッセージやお電話で取り置きの連絡をしておくとスムーズです。また、事前予約で、ビーガンやグルテンフリーにも対応できるそうなので、ぜひお問合せを。

「お弁当以外にも、お皿でお料理を出すのも好きですし、やってみたいことはたくさん。しばらくは今くらいのペースでお店やイベント出店をする予定なので、SNSで予定を確認してもらえるとありがたいです」とのこと。ぜひ暮らしの中の、小さな喜びに、もりのいえキッチンのお弁当を。

もりのいえキッチン
住所:岐阜県中津川市落合164-5
電話番号:0573-67-7198
Instagram:https://www.instagram.com/morinoie_kitchen/

休み:不定休
時間:11時オープン(金曜日は夕方営業の場合もあり)
※12時前に閉店の日もあれば、15時まで開店の日も。事前に電話かInstagramでのお問い合わせがおすすめです。

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